BC137メモ 薄い本を読む
前回は難解な本を読む技術
登山にしろハイキングにしろ、やや気合いが必要。
もっと気楽な読書、散歩の読書
哲学の門前、観光客の哲学
きっかけは二つの新しいシリーズ
中央公論新社「すごい古典入門」シリーズ 2026 年1 〜
宇野重規 ×『社会契約論』(ルソー)
戸谷洋志 ×『人間の条件』(ハンナ・アーレント)
古田徹也 ×『論理哲学論学』(ウィトゲンシュタイン)
中村桂子 ×『沈黙の春』(レイチェル・カーソン)
水声社シリーズ《知の革命家たち》2026年1月〜 / 叢書
毎月3~5点程度刊行。全250巻を予定。
ジル・ドゥルーズ 堀千晶
カールハインツ・シュトックハウゼン 松平敬
ガブリエル・ガルシア・マルケス 寺尾隆吉
ピエール・ブルデュー 石井洋二郎
ルネ・シャール 野村喜和夫
ロマン・ヤコブソン 大平陽一
エドゥアール・グリッサン 中村隆之
ヴィクトル・セガレン 渡辺諒
クレメント・グリーンバーグ 大澤慶久
エル・リシツキー 河村彩
出版不況が叫ばれているなかでも、新しいチャレンジは着々と行われている
薄い本を読む
薄さは正義!
「読めそう」な気がする
読み終えた達成感
初心者向けの本が多い(必ずではない)
どんな本(レーベル・シリーズ)があるの?
究極の薄い本:冊子
目録を読む
本についての本
本を読むこと(本の中身の情報を知る、本を知る)
本棚を読む
本棚の読み方を知っているか?
ZINEは?
文庫は幅広いので、今回は省略
ブックレット
岩波ブックレット
『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』
世界史リブレット、日本史リブレット(山川出版社)
『中世の異端者たち (世界史リブレット 20)』、『古代都市平城京の世界 (日本史リブレット 7) 』
NHK 100分de名著
「すごい古典入門」シリーズ
シリーズ「あいだで考える」(創元社)2023年4月刊行〜
『ことばの白地図を歩く 翻訳と魔法のあいだ』、『風をとおすレッスン 人と人のあいだ 』
岩波ジュニアスタートブックス
『君の物語が君らしく 自分をつくるライティング入門 』
ちくまQブックス
『苦手から始める作文教室 文章が書けたらいいことはある?』
14歳の世渡り術(河出書房新社)
『ぼっち現代文』
アルケミスト叢書
教養新書
岩波新書(1938年(昭和13年)11月〜)
色は年代ごと(赤→青→黄→新赤) | 岩波文庫とは異なる
『知的生産の技術』
中公新書(1962年(昭和37年)11月〜)
『「超」整理法』
講談社現代新書(1964年(昭和39年)4月〜)
『「知」のソフトウェア』『知的生活の方法』
青年向け新書
岩波ジュニア新書
中公ラクレ新書
ちくまプリマー新書
ブルーバックス
選書・叢書(ややレベルが高い)
岩波科学ライブラリー
『ネズミはなぜ回し車で走るのか』『物理学者の自由研究』
岩波は「文学・哲学」だけではない→月刊誌『科学』
講談社選書メチエ,筑摩選書,新潮選書,角川選書,朝日選書
平凡社ライブラリー
白水Uブックス
どんな風に読むか?
入門時は「親しくなること」を目指す
理解しなくていい→把握する
固有名詞、年代、地域、良く出てくる概念をざっと把握する
入門書一冊で「わかる」ことはありえない
限られたポイントや解釈
ガイドつきの旅行
読書とは関係の構築である
ある概念、分野との関係を構築する→その関係のネットワークを(私は)教養と呼ぶ
「情報を得る」ではない
どこから入ってもいい
すべての門は、どこかに通じている
本は、それ自体がネットワークを形成している
読むこと(Knowledge Walkwalk)を続けること